天上や深い山に住む妖怪、烏天狗の面。 山伏姿で、顔が赤く、鼻が高く、翼があって、手足 の爪が長く、金剛杖・太刀・団扇を持ち、神通力が 有り、自在に飛行できると云う空想上の妖怪を現す。 能《 鞍馬天狗 》や《 大会 》の演目の間狂言で、 烏天狗の役が曲を説明したり、能の補佐役を務めている。