金剛流の代表的な女面で、裏面に〝ヲモカゲ〟と記されているところから 【ヲモカゲ】の銘で呼ばれている。
金剛右京大夫(後に孫次郎 久次)は若くして妻を失い 追慕の念やみがたく、その面影を面に刻んだと云う。 やや淋しげで落ち着いた表情は日本女性特有の気品がある面。