仏像の不動明王のイメージをそのまま写した面。
火災で下半身を消失した仏像の首部をたち割って、 それを能面に創り替えたと云う伝承もある。
曽我兄弟の仇討を題材にした雑能《調伏曽我》で、 後場のシテ役(主役)として護摩壇に登場する 不動明王に用いられる。